はじめに

ここにいらっしゃる方のほとんどはUOについてはご存じの方々だと思います。
が、これから始めようって方や、メインから流れて来た方のためにUOってどんなゲームなのかを少し紹介したいと思います。

UOってなんのこと?

まずUOとは「ウルティマオンライン(Ultima Online)」の略です。
UOはMMORPGと呼ばれる、ネットワーク型のロールプレイングゲームの一つです。
MMORPGというのはMassive Multiplay Online Role Playing Gameの略です。
平たくいうとインターネットを介して、一つのサーバーに1000人単位の大人数が同時に接続し世界を共有するオンラインロールプレイングゲームです。

家庭用ゲーム機でやるドラクエとかFFとかとはどう違うか

ロールプレイングゲームと聞いて、真っ先に思いつくのはファミコン時代から続いているドラクエやFF(ファイナルファンタジー)でしょうか。もっとも最近、FF11はオンラインRPGとして発売されましたが・・・。
上の繰り返しになりますが、これらとUOとの違いは、第一に「参加しているのが自分だけではない」ということです。ネットワークの先にあるサーバーを介して、何千人もの人が共通の世界を体験しているのです。
第二に「シナリオゲームではない」というところです。
一般に知られているRPGでは、「王様の依頼でモンスターを倒し平和を取り戻す」といったような、基本的なラインがあり、それに沿ってゲームを進めていきますが、UOの場合、ぶっちゃけた話何をやってもOKなのです。

UOで何をやるのか

UOの世界で、あなたはブリタニアという王国の住民になります。 ブリタニアは中世風の王国で、いくつもの町やダンジョンがあり、また多くのモンスターが現れます。
この世界でモンスターを倒して名声を得たり、職人として技を極めたり、商人として大金をためこんだり、また殺人者として闇の世界にその名を轟かせたり・・・とあなたの意志で自由な生き方ができるでしょう。
シナリオゲームに慣れている方ははじめはとまどわれることと思います。
膨大な選択肢と自由度の高さ故に想像力がないと「何をやっていいのか分からないゲーム」で終わってしまうかもしれません。
しかし、一度発見する楽しさを見つけたら、あなたは立派にブリタニアで生活していくことができるはずです。

変化するUOの世界

ネットワークゲームの特徴の一つとして、プレイヤーの意見がゲームに取り入れられ、改良されていく点があります。UOも刻々と変化を続けています。

UOが始まったのはいまから約8年前、1997年の10月頃です。
そのころは、日本にはサーバーはなく、今のように日本語の表記も全くなかったそうです。 今ではGM(スキル値がmaxになること)は当たり前ですが、当時は隣にいる人がスキルを使うだけで、そのスキルがあがってしまったり、一歩町をでればPKがいるような、そんなAKIも知らない混沌とした世界だったと聞きます。
その後ブリタニアにT2Aという新大陸が現れます。この大陸にはオスタードや乗りラマといった珍しい動物がいたり凶暴なモンスターが徘徊する危険な土地です。ブリタニアと新大陸は直接リコールなどはできず、新大陸にのみ生息するオスタードや乗りラマでブリタニアにはいることはできませんでした。
この時代の最後の方でAKIは誕生します。

そして、UOR(UOルネッサンス)の時代がやってきます。
ブリタニア・T2Aはフェルッカとトラメルという二つの世界(ファセット)に分かれます。
フェルッカはいままと同じ世界で暗黒面の世界、そのパラレルワールドとして緑あふれる有徳面のトラメルが誕生したのです。同時にT2A生物のブリタニア乗り入れが可能になったり、様々な変化がありました。

さらにUOTD(第三の夜明け)という3D版のUOが発売されます。
TDクライアントのみで入れるイルシェナーという冒険にあふれた大陸が現れます。
しかし、その後すぐにUOLBR(ロードブラックソンの復讐)が発売され、2Dクライアントでもイルシェナーに入れるようになりました。

2002年夏にはパブリッシュ16と呼ばれる大型パッチが導入され、UO史上でも大規模なシステム変更が行われました。
このあたりで家が一アカウント一軒制になってしまいます。

2003年2月にはAOS(Age of Shadows:正邪の大陸)という新クライアントが販売されました。
新大陸マラスと、DOOMダンジョンなどが追加され、ファセット間のリコールが可能となりました。
また、家も大きくかわり、カスタマイズして外装を自分の好みに変更することができるようになりました。
さらに新スキルとして騎士道やネクロマンサーなどが導入され、マジックの仕様ががらりと変わったのもAOSからです。
残念なことにこのころからアイティム重視の傾向が強くなってきてしまいます。

2004年9月 pub27によりイルシェナーが大きく変わりました。
パラゴンシステムというミニボス沸きシステムが導入されました。またマイナーアーティファクトなどいろいろなアイティムが追加されました。

2004年11月には日本・アジアを舞台としたUOSE(武刀の天地)が発売され侍・忍者といった新職業、トクノ諸島という新モンスターやダンジョンがある新大陸が増えました。

2005年2月にはTMAFやTAFがもらえる、トクノ諸島を舞台とした期間限定イベントがはじまり、多くの人がトクノ諸島に押しかけました。

2005年9月、UOML(宝珠の守人)により、ついに人間以外の種族、エルフがプレイできるようになりました。
また様々なクエストが増え、UOの楽しみに幅が広がることとなりました。

2006年2月に導入されたpub39ではスキル上昇のシステムが大きく変わりました。
これによりこれまで主流であった「8×8グリッドマップ」という上げ技はつかえなくなってしまいました。
またリアルマネーサービスにより、名前や性別ができるようになりました。

さらに詳しく知りたい方はUO日本公式HPやUO情報サイトをご覧ください。

このように、プレイヤーのニーズに合わせてシステムが変わっていくため、飽きにくいのです。

UOをやるにあたって

UOは一部NPCと呼ばれるコンピューターが操るキャラクターもおりますが、その大半はどこかの誰かが動かしているキャラクターです。
一緒にプレイしているうちに親友になれたり、知り合いだからと思って荷物を預けたら全財産持ち逃げされてそれっきりなんてことがあったりといろいろなことが起こります。
世の中いろいろな人がいます。自分のプレイスタイルを押しつけるのはやめましょう。
ついうっかり忘れがちですが、画面の向こうにいるのはあなたと同じ「人」なのです。

最近よく「ネトゲのマナー」という言葉を聞きますが、本当はそんな特別なことはなにもないのです。
「初対面の人には丁寧な言葉づかいを」「会ったら挨拶をする」「何かしてもらったらお礼を言う」「迷惑をかけたら謝る」「相手の状況を察する」・・・。
どれもリアルでは普通にこなしていることですよね。
ネットでは相手が見えない分、つい自分本位になりがちですが、ほんの少し注意するだけで、相手も自分も気持ちよく過ごすことができるのです。

これらを忘れずにどうぞ楽しいUOライフをお送りください。
ブリタニアの空の下で、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。